フランスのプロヴァンス地方を旅すると、蝉をモチーフにした生地や小物類を多く見かけます。 のどかな自然の中で暮らす人々にとって蝉は、単なる昆虫ではなく自然の象徴でもあり、また「幸福を呼ぶ(一種の)お守り」的な存在として大切にされています。
目を日本に転じると…京都「清水寺」の本堂の格子戸に、鉄製の蝉がオブジェのように配されています。 私自身は写真でしか見たことがありませんが、非常にスタイリッシュでセンスの良いオブジェ…昔の人の「おしゃれ心」「遊び心」を感じました。
その写真が気になって色々調べたところ、「人の気配を感じると直ぐに鳴き止むこと」から、「泥棒除けのお守り」として装飾されていることが分かりました。
コメント